ゲームとしての出来はとても高いと言えよう。
グラフィックもそれなりに綺麗。サウンドこそ素晴らしいの一言。
本編もPSPにしては長い方。十分に楽しめた。
が、レジスタンスとしてこの作品はどうなのか?
一作目、二作目とプレイしてきた自分としては納得いかない部分はかなり多い。
まず、FPSではなくロックオン式のTPSになってしまっていることだ。
これではレジスタンスとしてダメだ。
ロックオン式でもいいからFPSにするのが筋ってもんだろう?
そしてグラフィックだ。
先ほど自分は綺麗なグラフィックと述べたが、それはあくまでPSPとしてだ。
何が言いたいかというと、PSPにする必要はあったのか?ということだ。
本来レジスタンスはPS3でこそ再現できる極めて美しいグラフィックで、大迫力のかつ自由度の高い銃撃戦を繰り広げるゲームではなかったのか?
だが、コレでは、このちっこいガキのゲーム機では説得力がなさ過ぎるのである。(失礼)
他にも言いたいことはある。
それは今作で採用されている「物陰に隠れながら撃つ」というシステムについてだ。
このチマチマした戦い方はレジスタンスの魅力を無くしてしまっている。
隠れては撃つ。隠れては撃つ。ワンパターンだ。
アクションとしての可能性がない。自由度がない。
この戦い方は例えて言うならナムコのガンシューティングゲーム「タイムクライシス」に近いと言えるだろう。レジスタンスには合わない。
そして敵の動き、戦い方もワンパターンになっている。
こちらを見つければ撃つ。撃つ。撃つ。四方八方から、絶え間なく。
よって今までレジスタンスの銃撃戦の醍醐味と思われた
「うおりゃぁ〜!!!こうならやけだ!!つっこんでやるっ!!」という
いかにもアメリカンスタイルなイカした爽快感のある戦い方をすると
一瞬で蜂の巣にされる。
ジャンプや任意によるしゃがみもできないため、まさに蜂の巣だ。
そのため、「隠れ撃ち」というつまらない戦い方を余儀なくされる。
もう一度言うが、この戦い方はワンパターンだ。眠くなる。
今作で無駄に敵の体力が多いのも、飽きやすくなる。
そして先ほど言った「突撃」ってかんじの戦い方が難しくなっているため、
ショットガンの実用性が恐ろしく低い。
武器の事を言うと、カービンライフルのサブ射撃やグレネードの攻撃範囲が今作ではやたらと狭いのは気のせいか?いや気のせいではない。絶対狭い。
今作で素晴らしいのは、主人公グレイソンとクローヴンの存在である。
それくらい。ゲームシステムは糞。
それから一つ言うが、これは過去のレジスタンスと比較してのレビューである。
要するに一つのゲームとしてはバカみたいに悪くもない。


最後にもう一度。
PSPである必要はない。3でいい。
ま、消防や厨房共には
「わぁ〜なにこれーれじすたんすだって〜かっくいい〜おもしろそーめたるぎあみたいなのかなぁ〜すごーいすごーい」
ってかんじにさぞかし嬉しいんだろうなw(失礼)
長文も(失礼)
オンラインについて語る暇がなかったことも(失礼)